PCの買い替え時期はどのように管理していますでしょうか?
「今こそ見直そう、オフィスPC」Windows OSなどのサポート期限一覧と、サポート終了製品を使い続ける危険性、アップグレードの注意点など業務用端末の更新についてご紹介させていただきます。
1. そのPC、いつから使ってますか?2015年にリリースされたWindows 10には「Windows as a Service」というコンセプトがありました。
これは、「製品」として今後は新しいOSをリリースせず、アップデートによって機能を最新に保つサービスという意味です。
ですが実際は、2021年にWindows 11がリリースされることになりました。
Windows 7からWindows 10に移行したのは、Windows 7の延長サポートが終了した2020年のギリギリという企業も多いのではないでしょうか?
そして、Windows 10からWindows 11への移行…。
またサポートが終了するまで、そのままで良いかと思うかもしれません。
では、Microsoft社が「Windows as a Service」というコンセプトを翻してでもWindows 11にアップグレードした理由は何なのでしょうか?
2019年頃、世界的に「ワーク・ライフ・バランス」が提唱されるようになり、日本でも2019年4月に働き方改革関連法案が施行されました。
その中で推奨されているのがテレワークです。
業務内容によって異なりますが、テレワークに対応するにはオフィスワークよりも高いパフォーマンスを発揮できるPCが必要です。
アップグレードの理由の1つとして、新しいワークスタイルに対応させるためにはアップデートでは補えなかったというところがあるのではないでしょうか。
また、Windows 11のスペック要件に、TPM(Trusted Platform Module)2.0への対応があります。
TPMとは、PCのマザーボード上に実装されるセキュリティに関するさまざまな機能を備えたモジュールです。
Windows 11には、その他にもセキュアブートの対応など、セキュリティに関する要件が複数あります。
それらの要件を満たしたハードウェアとWindows 11が連携して、サイバー攻撃からOSを守ることができると考えられています。
それは、古いハードウェアではOSを守り切れないと言っているのと同じではないでしょうか?
このように、アップグレードには意味があり、時代背景に沿った進化をしています。
PCの寿命は5年程度と言われています。
サポート終了に向けてOSのアップグレードを計画する際は、あわせてハードウェアの買い替えのサイクルを見直してみても良いかもしれません。
ご紹介の資料では、Windows OS以外にも、Windows ServerやMac OSなどのサポート終了もご説明しています。オフィス環境を見直すために、ぜひ参考になさってください。
NIKKO
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