自社のITインフラを外部からも使用できたら、と考えたことはあるでしょうか?
「クラウドへのリフト&シフト【当社事例のご紹介】」リモートワークの普及、システムやネットワークのスケーラビリティ、コスト削減や業務効率の向上などにより、企業のクラウド需要は増加しています。
それに伴い、ITインフラのクラウド導入を検討している皆様が、具体的に導入を思い描けるよう、当社の事例を順を追って説明した資料をご用意いたしました。
■設計:クラウド環境の構成を決める前回のメルマガでは、当社がクラウド化を進めるにあたって初めに行ったことをご紹介しました。利用するクラウドサービスや、クラウド化するシステム、そして次にクラウド環境の構成を決める必要があります。
プロジェクトを進めるにあたって重要な【要件定義】。
クラウドサービスやクラウド環境の構成を決める際も、要件定義は重要です。
現状だけではなく、今後の状況も予想して要件を出していきましょう。
確認すべきことは大きく分けて2種類。
◆機能要件システムの機能に関する要件を機能要件といいます。
例えば、勤怠システムの場合「打刻ができる」「休暇申請ができる」など。
◆非機能要件システムの機能以外に関する要件を非機能要件といいます。
例えば、「何人同時にシステムを利用できるようにする」「社内からだけではなく社外からもアクセスする」など。
非機能要件を明確にすることで、最適なクラウドサービスや構成を決めることができるようになります。
非機能要件の出し方として、
◆可用性システムの稼働時間など
◆拡張性処理能力、レスポンスなど
◆運用/保守性バックアップ、システム監視、システム停止時の対応など
◆移行性オンプレミスから移行するシステムの種類、容量など
◆セキュリティ実施すべきセキュリティ対策の内容、保護対象など
というように分けて定義しましょう。
また、この中で重視する優先順位をつけるとクラウド移行後の姿が見えてきます。
要件定義は、クラウド移行をベンダーに任せる場合もクライアント側で考えなければならないことです。
要件定義が不十分だと、この後の「設計」部分が曖昧になり、スケジュールが狂ったり、予算が増えたりする可能性が出てくるのでポイントを押さえてしっかり定義しましょう。
当社のクラウド移行プロジェクトの第1フェーズを資料にまとめました。ITインフラのクラウド導入を検討している皆様の、一つのモデルケースとなれば幸いです。
NIKKO
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