Windows Updateがどのようなタイミングで更新されるかご存じでしょうか?
「WSUS開発終了を受けて、企業が今すべきこと」WSUSの開発終了に関する詳しい情報や、代替となるツール、移行の考え方などをまとめた資料をご紹介します。
2. WSUS開発終了の概要現在のWindows Updateは基本的な配信サイクルが固まっており、月に1回の月例更新が中心です。
以前は、個別のパッチがバラバラに配信されていて、更新のタイミングや内容が分散していました。
アップデートには複数のタイプがあり、「Bリリース(Patch Tuesday)」と呼ばれる、毎月第2火曜日に配信されるセキュリティを含む累積的な更新や、「Dリリース(Week D Release)」と呼ばれる、毎月第4火曜日に配信されるセキュリティ以外の修正や新機能のプレビューなどの更新、そして「OBBリリース(Out of Band)」と呼ばれる、緊急性の高い脆弱性や重大な不具合に対応するために臨時更新されるものがあります。
Dリリースは、今後のBリリースに含まれるセキュリティ以外の修正を先行して提供するもので、主にIT管理者などが事前検証に使うことを想定して配信しています。
そのため、Dリリースは各社員のPCには適用を制限している企業も少なくありません。
2025年6月に配信されたBリリースで、適用した一部のPCのOSが起動できなくなる深刻な不具合が報告されています。
翌日に一部不具合を修正したOBBリリースがありましたが、ドライバ互換性やBIOSとの相性などにより、解決できていない問題もあるようです。
Windows Updateの適用は、セキュリティなどを維持するためにとても重要で、特にゼロデイ攻撃などの対応には迅速な更新が被害の未然防止につながります。
ですが、アップデートによって新たな不具合やシステム障害が発生するリスクがあることも確かです。
更新をただ適用するのではなく、更新をどう管理するかが企業のIT運用においては大切といえます。
以前、サイバー攻撃を受けて大きな被害を受けた医療機関では、古いバージョンのOSを使用していたVPN装置が侵入経路だったことから、Windows Updateを集中管理するWSUSサーバを新設し、パッチ適用状況の把握と更新を徹底する対策をしました。
現在、多くの企業でWSUSサーバによるWindows Update更新管理を行っています。
しかし、2024年9月にMicrosoftよりWSUS開発を終了することが発表され、他サービスへの移行を検討せざるを得なくなりました。
資料では、WSUSの開発終了が企業に与える影響やMicrosoftが推奨する代替ツールなどをご紹介しています。
是非、ご参考になさってください。

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