自社で講じているセキュリティ対策で不安なことはあるでしょうか?
「2024年度 ITトレンド ポイント解説」AI技術が身近になった2024年度、IT業界はどのように進化しているのか、いくつかのワードを選出して簡単にご紹介した資料をご用意いたしました。
2. サイバーセキュリティ2024年末から2025年初頭にかけて、DDoS攻撃による被害が世間を騒がせたことを覚えているでしょうか?
IPA 独立行政法人情報処理推進機構が発行した「情報セキュリティ10大脅威2025」によると、組織向けの脅威として初めて、「地政学的リスクに起因するサイバー攻撃」が7位に選出されました。
「地政学的リスク」とは、経済やビジネスに悪影響を及ぼすリスクのことを指します。
年末年始にかけて発生したDDoS攻撃は、大きな企業や金融機関を狙っていたにも関わらず身代金要求などの話が出なかったことから、地政学的な動機があるのではないかとも言われています。
また、「情報セキュリティ10大脅威2024」では6位だった「不注意による情報漏えい等の被害」が、10位に下がっています。
人為的ミスを防ぐシステムが充実してきていることから、今後もこういった脅威は減っていくのかもしれません。
参考:IPA独立行政法人情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威 2025」 「情報セキュリティ10大脅威 2024」サイバー攻撃の情勢は常に変化しています。
特に2023年頃、生成AIが一般公開されてから、フィッシングメールや詐欺文章に生成AIが使われるようになってきました。
以降、ディープフェイクや偽情報の拡散、マルウェア作成などにも悪用され、2024年には日本国内でも被害報告や逮捕事例が出始めました。
サイバー攻撃にAIが使われているのと同時に、セキュリティ対策にもAIが活用されています。
従来、マルウェアなどのウイルス対策には、「パターンファイル」と呼ばれる脅威のパターンが記録されたファイルと照合することでウイルスを発見する、「パターンマッチング」が主流でした。
しかし、マルウェアは新型や亜種が次々出現するため、対応が難しくなっています。
データからパターンやルールを学習し、それに基づいて予測や判断を行う「機械学習」技術が登場したことにより、パターンでマルウェアを検出するのではなく、コードの構造や挙動の特徴の一致からマルウェアを検出することができるようになりました。
このように、進化を続けるサイバー攻撃には、同じくAIなどの最新技術を活用しなければ防ぎきれない時代になってきています。
資料では、実際に政府が進めているサイバーセキュリティ強化の具体例などをご紹介しています。
その他にも、2024年度に話題になったITトレンドワードの中で、
当社で気になるものをいくつかピックアップしてご紹介した資料です。
貴社の課題解決やビジネスを成長させる糸口になれば幸いです。

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