クラウドコンピューティングについて、実はよくわからない…という方は多いのではないでしょうか?
「クラウドの基礎知識とモデルケース」そんな方に向けた、クラウドの基礎知識についての資料をご用意しましたので、ご紹介します。

2. 「クラウド」の基礎知識まずクラウトコンピューティングとは何か、「定義」と「技術」についてご説明します。
■定義
2021年9月に総務省がまとめたガイドラインの中には、「クラウドコンピューティング」の定義として以下のように記載されています。
【共用の構成可能なコンピューティングリソース(ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービス)の集積に、どこからでも、簡便に、必要に応じて、ネットワーク経由でアクセスすることを可能とするモデル。
実装モデルとして、プライベートクラウド、コミュニティクラウド、パブリッククラウド及びハイブリッドクラウドがある。】
出典:総務省「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン(第3版)」よりまた、2013年の段階で経済産業省が公表したガイドラインではすでに、
【共有化されたコンピュータリソース(サーバ、ストレージ、アプリケーションなど)について、利用者の要求に応じて適宜・適切に配分し、ネットワークを通じて提供することを可能とする情報処理形態。
注記 これよりも広い定義が使われることもある。】
出典:経済産業省「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン 2013年度版」と定義されていました。「これよりも広い定義が使われることもある。」と注記されていることから、その後、もっと定義の範囲が広まることが予想されていたのだと考えられます。
■技術
2013年5月に総務省が自治体クラウドのためにまとめた研修教材には、以下のように説明されています。
【ネットワーク上に存在するサーバが提供するサービスを、そのサーバ群を意識することなしに利用できるコンピューティング形態。
クラウドサービスと、これまでの共用サービス(ASPやホスティングなど)との違いは、複数のコンピュータを1つのコンピュータ資源と見なすことができることと、必要なときに必要なだけ使うことができることにあります。
複数のサーバなどをまとめて、ひとつの仮想サーバを構成し、利用者やアプリケーションに合わせて適切な能力の仮想サーバとして提供でき、仮想サーバに割り当てる能力は柔軟に変更可能です。】
参考:総務省「自治体クラウド・情報連携推進のための研修教材」2013年5月「3-1クラウド技術の概要と活用方法」つまり、インターネットなどのネットワーク上に仮想のコンピュータやサーバがあり、ネットワーク環境があればどこからでも使える、ということですが、少し分かりにくいかもしれません。
今回ご用意した資料では、クラウドのモデルや主要クラウドプラットフォームについて分かりやすくご説明しています。
社内でクラウド化の話が出ているが、まだ知識がないという方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
NIKKO
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