トレンドに上がっている新技術を業務で活用していきたいと思いませんか?
「2023年度 ITトレンド ポイント解説」
2023年度にIT業界を席巻したトレンドワードの概要や、今後の展開など、ポイントを押さえて解説した資料をご紹介します。
1. 生成AI「ChatGPT」など様々な生成AIツールが登場し、話題になってきていますが、業務での活用はできているでしょうか?
AI機能だけで言えば、「Siri」、「Google Assistant」、「Alexa」などの音声認識アプリケーション、お掃除ロボット、チャットボットなど日常生活でもすでに身近になっています。
生成AIは、学習したデータを活用して、新たなデータを生み出せるAIです。
文章生成、画像生成、動画生成、音楽生成、プログラミングのコード生成など様々な種類が開発されており、企業でも活用され始めています。
今回は、生成AIを導入した企業の事例をいくつかご紹介します。
◆製造現場の作業改善に「ChatGPT」を活用ある自動車部品製造会社で、現場での作業改善事例をデータとして蓄積し、従業員が「ChatGPT」に質問するだけで、簡単に必要な情報を収集できる仕組みを作りました。
もともと、改善方法は個人が紙で保存しており共有ができておらず、せっかくのノウハウを活用しきれていませんでした。
さらに、書き方にも個人差があり、事例によってはわかりにくいものがある状態でした。
「ChatGPT」を活用することで、質問すると最適な改善方法や事例、どういう発想で改善を行ったかまで、回答されるようになったのです。
◆社内に点在する技術情報を生成AIで集約・整理ある大手飲料メーカーは、日本マイクロソフト株式会社のAzure OpenAI Serviceが提供する生成AIを用いた社内情報検索システムを導入しました。
このシステムは、社内で保有する膨大な資料やデータを一括で検索することができます。
さらに、生成AIを活用することで、100字程度に要約された文章も表示できるようにしました。資料データが検索の目的と合致しているか、一目で確認できます。
◆生成AIを相棒に業務改善ある大手インターネット企業は、エンジニア約7,000名を対象に、Microsoft社の子会社であるGitHub社が提供する「GitHub Copilot for Business」を導入しました。
「GitHub Copilot」は、プログラマーが作成したコードや関数などから、最適なコードをAIが提案・補完し、コーディングを支援するツールです。
テスト導入時の評価分析の結果、1日のコーディング時間においてエンジニア1人あたり約1~2時間の削減が見られました。
このように、生成AIの技術は業務で実用的に活用できるところまで進化してきています。
生成AIを活用することで、企業が抱える人手不足や人材育成などの課題解決につながっていくでしょう。
資料では、生成AIについて、その他押さえておきたいポイントも紹介しています。
NIKKO
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