カーボンニュートラルの実現に向けて何か取り組んでいることはあるでしょうか?
「2023年度 ITトレンド ポイント解説」
2023年度にIT業界を席巻したトレンドワードの概要や、今後の展開など、ポイントを押さえて解説した資料をご紹介します。
5. GX(グリーントランスフォーメーション)近年、あまり聞かなくなった「酸性雨」ですが、1970年代から1990年代初頭まで酸性雨による森林の被害や湖沼の酸性化が深刻な問題となっていました。
酸性雨は、石炭や石油など化石燃料の燃焼による硫黄酸化物や窒素酸化物により発生します。
各国で大気汚染物質の排出規制を強化し、続けていることで、森林や水質の回復が見られていると言われています。
今では、酸性雨の問題は地球温暖化の問題に置き換わってきました。
酸性雨は硫黄酸化物や窒素酸化物、地球温暖化は二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスと異なりますが、どちらも化石燃料の燃焼が主な原因となっています。
日本は、2050年までに温室効果ガスの排出量を吸収量とつり合いをとることで実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を達成すると表明しています。
地球温暖化の影響により、豪雨や大型台風などの自然災害が増え、被害が深刻化している中、カーボンニュートラル達成への要求は大きくなっています。
カーボンニュートラル達成には、社会全体のインフラを見直し脱炭素型に作り替える必要があり、それには企業・各個人のライフラインの変革まで必要になってきます。
「GX」は、カーボンニュートラルと経済成長の両立を目指す取り組みです。
環境保護のために経済活動を犠牲にするのではなく、カーボンニュートラル実現のための変革をチャンスと捉え、経済成長を同時に図っていくことがGXなのです。
今、GXまでは意識していなくても、DXを推進する企業は多いのではないでしょうか?
DXはデジタル技術により、企業を変革させることです。
GXの実現には、DXによる業務効率化やデータ分析、技術の発展が欠かせません。
DX推進にGXの実現も意識し、同時に進行していくことで、環境に配慮しつつ、ビジネスを成長させていくことができるでしょう。
資料でご紹介しているのは、2023年度にIT業界でトレンドとして上がったワード5選です。
この中で、[km-#lname#-km]様が今年身近に感じた技術はあるでしょうか?
日々発展し続けているIT技術は、自社の課題解決やビジネスの成長に役立ってきます。
トレンドを押さえて、活用のヒントを得られれば幸いです。
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