オンプレミス環境を全てなくし、クラウドへ移行すると考えたとき、何から移行するでしょうか?
「クラウドへのリフト&シフト【当社事例のご紹介】」当社のITインフラをオンプレミスからクラウドに移行した事例を、検討・評価した内容、試算コスト、課題なども含め資料にまとめました。
■構築:実証実験を行う当社では、ITインフラをオンプレミスからクラウドに移行する際、お客様への提案にも活かせる事例となるよう、プロジェクトを発足しました。
情報システム部をクライアント、ネットワーク事業部をベンダーと見立て
【検討】クラウド化の手法を決める
クラウドサービスを選定する
クラウド化するシステムを決める
【設計】要件定義
構成案作成
と進めてきました。
それぞれのポイントにつきましては、過去のメルマガで紹介しています。
NIKKO "With" NEWS No.58
「企業のクラウド移行を進める方法をご紹介」NIKKO "With" NEWS No.64
「自社にあったクラウド環境の検討方法をご紹介」要件や構成が決まり、次に行ったことは実証実験です。
実証実験を行ってみるとやはり様々な課題が発生しましたが、お客様の環境も多様であることが想定されるので、こういった課題の発見と解決の経験がお客様から相談を受けた際にも役に立っています。
クラウド移行時によくある失敗例をいくつかご紹介します。
◆想定よりもコストがかかってしまった
クラウドは物理的なサーバなど機器を購入する導入コストはかかりませんが、使用したリソース分の運用コストがかかります。
オンプレミス環境と同じスペックでクラウドサービスへ移行するとオーバースペックに陥り、無駄なコストがかかってしまうことがあります。
現環境の稼働率を調べ、システムの棚卸をしてから移行に臨みましょう。
◆セキュリティ対策に不備があった
クラウド環境に移行してもセキュリティについては考えなければいけません。
ファイアウォール機能などを追加していても、設定が不十分で効果を発揮していなかったという事例があります。
また、様々なサービスを組み合わせてセキュリティを強化することは可能ですが、費用が跳ね上がってしまうので、リソース・モジュールごとにセキュリティをかけるなど、コストと安全性のバランスを取る必要があります。
◆スケジュール通りに進まなかった
大規模なシステム、使用頻度の高いシステムから移行を始めると想定外のことが起こり、原因究明に時間がかかるケースがあります。
クラウドはシステムの拡張・縮小が容易なことが特徴なので、まずはスモールスタートがおすすめです。
企業によって発生する課題や検討すべきポイントは異なります。
クラウド移行について、ご興味や不明な点がありましたら、
お気軽にお声がけください。
当社のクラウド移行プロジェクトの第1フェーズを資料にまとめました。ITインフラのクラウド導入を検討している皆様の、一つのモデルケースとなれば幸いです。
NIKKO
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