Wi-Fiのサーベイについて、実際にどのようなことをするのかご存じでしょうか?
「事前の調査・診断 「サーベイ」のすすめ」
快適なオフィスに、快適なITインフラは欠かせません。ITインフラの見直しにおすすめな「サーベイ」についてまとめた資料をご用意しました。
3. サーベイを行うにあたって以前のメルマガでは、サーベイの必要性についてご説明しました。
とはいえ、実際にサーベイでどのようなことが行われるのかわからないと、実感が沸かないかもしれません。
参考として、当社で実際に行ったWi-Fi環境見直しのための現地サーベイの詳細を、提出したレポートの内容を元にご紹介します。
※調査する項目などは事前にお客様と相談して決定します。必ずしもこの項目というわけではありません。◆調査概要
まずレポートには、調査の概要が記載されます。
調査日、調査対象エリア、サーベイに使用した機器とツールの詳細など、今後のため、そのときの環境や状況を詳しく記録します。
◆電波強度調査
電波の弱い箇所がないか調査します。
電波強度の合格ラインは-70dBmとされており、一般的な調査の場合、しきい値を-70dBmに設定しますが、より安定できることを考慮して、しきい値を-67dBmとして調査を行いました。
ツールにフロア図を取り込み、アクセスポイントの設置位置を設定し、サーベイを行います。実際に調査したルートが表示された電波強度のヒートマップ図が出力されます。
動かせない荷物が置かれていたなどで、サーベイを行えなかった場所がある部分は説明を書き、それ以外の部分で電波が届いていない場所があった場合は、扉や棚で電波が遮られているなど、電波が届いていない理由を入れて報告します。
◆電波/ノイズ比率調査
対象のWi-Fi以外の電波による、通信への干渉度、影響度を調査します。
電波/ノイズ比率が高いほど信号品質が高くなります。
2.4GHzではどうか、5GHzではどうか、問題があった場所があればノイズ比を報告します。
現地でノイズの原因となる、電波の発する機器などが見つかった場合は、それも報告します。
◆アクセスポイント設置場所や機種の提案
サーベイの終了後、環境が改善できるよう、調査結果のヒートマップ図を使用し、既存アクセスポイントに加え新規アクセスポイントの設置場所案を提出します。
また、実際に現地に行ったうえで最適なアクセスポイントの種類もご提案します。
今回の事例では、屋内ですが湿気が高い場所があったため、劣化を懸念し、その部分は耐久性のある屋外用のアクセスポイントをご提案しました。
◆アクセスポイントの設置方法の提案
倉庫フロアやオフィスフロアなど、アクセスポイントは環境により設置方法を変えなければなりません。
壁面に設置した方が良い、天井に設置した方が良い、あるいは吊り下げタイプが良いなど、現場の写真をもとに具体的にご提案します。
このように、現地サーベイはただ調査結果を数値で報告するだけではありません。
実際にサーベイを行うとわかることはたくさんあり、専門業者が行うことで改善案も見えてきます。
電波強度、電波/ノイズ比率以外にもチャネル干渉やパケット損失など様々な調査が行えます。
資料には、詳しい説明に実際の図をつけてご説明していますので、ご覧ください。
※ONLINEセミナーは終了しました。2024年6月、7月にONLINEセミナーを開催いたします。詳しくは、バナーより詳細ページをご覧ください。

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